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マニュアル化も良しだがその次は何?

戦後は海外の文物が、中でもアメリカの技術及び文物がどっと入ってきた。
そのうちの一つが、マニュアル化だろう。
マニュアル化とは、標準化である。誰でもマニュアル通りにしさえすれば、熟練者でなくとも標準どおりのものが作れ、大量生産ができる。
ビジネスの世界も軍事の世界も、限られた物量と人の中にあって、それらをどのように動かせば勝を得られるか、という点では同一である。

昔は、仕事でも勉強でも、手取足採り教えることをしなかったが、戦後段々とマニュアル化が進み、我々はマニュアルがないと何事も出来なくなってしまった。
先人が到達したマニュアルは完成度が高いし、そのレベルを超えることはなかなか大変だからだ。
マニュアルとは、分析し、言葉で伝えることだ。
その結果、マニュアル化された技術がなければ、部下を指導・統率できない幹部社員も生じて来てしまった。

「理屈を言ってないで、やってみろ・・・・」と先輩や師匠に怒鳴られて、見よう見真似で仕事を覚えた日本人は数多くいる、いやこれまではどんな分野でもそうだった。
しかし、「以心伝心」で師匠から弟子へと技術を承継するという方式は難しくなってきている。
戦後、我々は、何でもかんでもアメリカの方式がよい、と圧倒的な影響量・影響力をもって教えら続けてきたからだ。

その結果、考え方もアメリカナイズされたのだ。これは、良いとか悪いとかという問題ではない。
日本人も変らないでいるわけにはゆかない。
言葉で伝えなければその意とするところが、伝え難い現代にあって、事象を言葉によって分析し、最適の答えを出して実行して行くのが戦後の教育を受けた日本人の獲得しなければならない思考方法である。
「日本人は余りに安定した日本伝統の精神風土の中で育ったため、それが何か空気のようなものとして、無色・無臭なものであり、その存在すら自覚しないまま海外へ出る人が多い。
それゆえ、外国人に接する場合、かりものの思想やイデオロギー、あるいは借りものの後進国援助論、南北問題論などを振りまわして何かをしようとする。

しかし、単なる政治学者や経済学者の理想論など、いくら丸暗記して海外に出向いても実は何の役にも立たないのである。日本人がおのれの育った伝統的精神風土に対する明確な自覚をもっていないことが、外国へ出たとき、その土地の伝統的精神風土への配慮を欠く原因になっているのである」(倉前盛通・自然観と科学思想138頁)と言われても致し方あるまい。

倉前先生がいわれた「伝統的精神風土に対する明確な自覚」を持つことが、日本人の今後の課題なのです。
まず理屈を言う前にやってみる、このことがより一層の重要性を持って来ているのです。

外国人相手に「ごもっとも、ごもっとも」と論争も主張もしないのでは、彼らは自分の主張が通ったのである、と誤解してしまう。日本人、もっと言葉を使って分析し、「是は是、非は非」であると主張しなければならないのである。
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カテゴリ: 日本人の法律脳

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