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「石の唐戸の中に入れられて上から千貫もある石で蓋をさせられたら衲僧どうして出るか」

「石でできた舶来ものの頑丈な檻の中に閉じ込められて上から千貫(=約三・七トン)もある石の蓋をされたらあなたはどうやって外へ出るのか、さぁー答えてみろ」というのが禅問答の問いです。

指導をうける者は、禅問答を解き進めるうちに頭の中の捉われがなくなって来ます。

石造りの檻の中に閉じ込めれられて三トンもある石で蓋をされてしまったらどうしてそこから出るのか?
石造りの壁を叩いても蹴飛ばしても檻はビクともしません。私は往生しました。でも出られました。
つまり、「ヨシ!」と老師が合格と認めてくれた答えを提示出来ました。そうすると、日常生活にも応用が効くようになります。

正解はどんなものだったかを知りたいですね。
足の痛いのを我慢し坐って、その上に訳のわからない禅問答とやらを解かされて、こんなバカなことが何かの役に立つのか、という疑問がある方もおられるでしょう。私もそうでした。
でも、その脚の痛さと問答の苦しみを通して自分で見つけた正解でないと身につかないですね。世の中の出来事は、正解がある問題ばかりではないではありません。
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