そして、長ずるに連れてその性質が磨かれて、世の中に通ずる職業人になります。
弁護士として出発する人は、例外を除けば、昔も今も30才前後です。
サラリーマンから、転身した人もいることも同じです。
筆者の友人に、大学を卒業し有名上場企業に入社しましたが、会社を辞め司法試験に合格し、弁護士になった人がいます。
昔は弁護士が戦う人であることは自明のことでした。
しかしながら、昔も今も弁護士は、戦わない「紳士」、つまり言葉を荒げない上品な人であってはならないのです。
われわれ弁護士の業務は、紛争解決又は予防のために尽力することですが、最近は「怒る」ことのできない弁護士が増えたような気がします。
国民から見れば、警察や検察、役所は皆権力を持っています。
彼らの権力行使が理不尽である場合には、弁護士は怒らなければならない筈ですが、怒らない弁護士がいるのです。
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