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カネを取れない弁護士は一人前の弁護士ではない

企業の規模を問わず、大中小会社では毎月一定の日に月給という名の働きに応じた金銭が支払われます。
しかし、弁護士はそうではありません。
自分が一国一城の主ですのですので、月末になれば家賃の支払いや、雇い人(古い表現ですね)の給料の支払いの心配をしなければなりません。

「給料は雨のように天から降って来るものだはない!」と私はため息交じりにいつも言っています。
すなわち、この表現の意味は、自分の仕事の出来不出来、遅速が他の人に影響を及ぼすものであることにありますが、例えば、決められた期日に提出しなければいけない書面を出さなければ、それだけ事件の解決が遅れます。
しかし、自分の怠慢からくるその遅れをものともせずに、月給をもらうことが当然である、と考える弁護士が増えています。
悪い意味での、弁護士のサラリーマン化です。

弁護士が一人で事務所を構え、従業員と若手弁護士を雇い、独立自営業としての法律事務所を営んでいる時代は、サラリーマンのような(けなしているようで気が引けるのですが)弁護士は、依頼者の我欲(と自分の我欲との闘い)に負け、カネのことを言い出せず、つまり報酬をもらえない弁護士は一人前の弁護士ではなかったのです。
すなわち、経営者の目をも持たなければ、中小企業の社長さん達を相手に満足な紛争解決が難しかったのです。

しかし、時代の要請でしょうかロースクール出身の弁護士は、経営者的なセンスを持たずとも、サラリーマンのような一芸に秀でた弁護士も組織の一員として、一人前の弁護士になることが出来ます。
すなわち、仕事をした後の報酬は、自分で請求せずに、他のマネジメントをする弁護士に任せればいいからです。
自分で何から何までしなければならない時代は終わったのです。

譬えてみれば、プロ野球も昔はピッチャーといえば先発完投型がもてはやされましたが、現在は中継ぎ、抑えの役割分担ができています。
場合によっては、左打者一人を打ちとるための専門の投手がいるくらい分業型になって来ています。
弁護士業界も社会の変遷に連れ、一つの分野に通暁すれば経営者たる弁護士でなくともよい、いわば大会社の社員が当初は経営者の感覚がなくとも、仕事を覚えるに連れ、そしてキャリアを積み重ねるに従って経営者の道へと進むがごときになってきたのです。
そういう意味では、今後は、弁護士の多様性が発揮される時代かもしれません。
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