東芝は平成27年11月7日、元社長西田厚聡氏、同佐々木則夫氏、田中久雄前社長及び元最高財務責任者の2人の5名に対し連帯して3億円の損害賠償請求訴訟を提起した。
室町正志社長は、前任者田中久雄氏のみならず佐々木則夫氏ら元社長らをも訴えなければならなかったことに心理的圧迫を感じたに違いない。
謝罪会見で頭を下げているのは、佐々木前社長。どんなにか「自分の責任ではない」と言いたかったことだろう。前任者からの引き継ぎ事項だからだ。
謝れば後輩社長や他人が助けて勘弁してくれると思う考えは現在では通用しない。
これは室町社長一人のことではない、従前の日本のぬるま湯的(?!)
会社経営は通用しないということである。経営者を見る世間の目は厳しい。
社員全員、これを他人事だと考えてはならない。自分がその行動を変えなければならないのだ。
会計基準を順守し、そのうえで、社員のやる気を引き出し、利益を上げる行動を取らなければ、何時自分が、「悪事」に手を染める結果になるかも知れない。出世するということは、権限も責任もついて来るものである。
社長に就任する人は、「慣れ合いは罪」と認識し、日本的な経営を理解し、見習い、実践することです。
倒産処理手続きと同様ですね。
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