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3-3 大井軍(我が軍)の攻撃は誰がするのか?―状況判断

大井氏の行動方針は、攻撃、それも「金銭を支払って野瀬と別れる」と決まった。しかし、金銭を提供されたとき、敵(=野瀬)がどのような行動(=可能行動・選択肢)にでるかわからない。そこで、敵の可能行動を分析してみる。それは、①金銭の受領を拒絶する②金銭を受領するの何れかである。敵が、どの行動に出てもよいが、我が軍(=大井)の目的(=野瀬と別れること)が達されなければ、何のために、攻撃(=金銭を提供すること)...

3-2 我が行動方針を決めるにはどうするか? 

敵(=野瀬女子)が主動を取ったことによって(=「子供ができたから生む、あなたの世話にはならない、自分で働いて育てる」と言われて)、我が軍(=大井)は防御に回ることになった。このままだと、大井さんは野瀬さんの攻勢を支えきれずに、大井対野瀬の戦いは、野瀬女史のペースで進み、その目的が分からないまま、彼女の勝ちと決するであろう。だから、大井氏は幸田弁護士に助けを求めたのである。男と女が関係すれば、子供が...

第3章 幸田朗弁護士の事件簿3-1 裸になり交渉する男女間のトラブル

幸田朗弁護士の下には、面倒な相談事がひっきりなしに持ち込まれる。男女間のトラブルの解決は厄介だ。戦略力と交渉能力が問われる。或る日、大井良雄さんというバリバリのビジネスマンがやって来た。大井さんは、浮かない顔をしている。 ①「大井さん、どうかしましたか、心配事がお有りのようですね?」もじもじしており、すぐには言い出さない。「悩み事は、ここに置いて帰って下さい。女性問題ですか?」「いま流行の不倫...

第2章2-3 戦略・戦術の策定法

攻撃と防御の組み合わせをしたうえ、戦況の推移をシュミレーション分析し、自分と敵(相手方)の各行動方針・可能行動を比較検討して、その時点での最良の行動方針を選定する。幸田朗弁護士の事件簿から、その当事者の行動方針をシュミレーションしてみる。その際には、5W1Hの原則を使うのである。5W1Hとは、 What(なに)Where(どこ)Why(なぜ)Which(どちら)Who(だれ)How( how toとhow much) ...

第2章2-1 戦略・戦術の策定法 

敵と味方を区別して考え、行動方針と可能行動を絞り込む戦い・闘いには、必ず相手があることが前提だ。実際の戦いにおいては、敵味方共に複数いることが多く、敵味方が増えたり減ったりするものだ。勝ち戦、負け戦がはっきりとしてくれば、尚更だ。例えば、戦争は、和平交渉の仲介を依頼しようとしていたソ連が、鈴木貫太郎内閣の意思とは裏腹に、昭和20(1945)年8月8日、日ソ中立条約を無視し、日本に宣戦布告し、満州・...

第1章1-3 軍事戦略論と禅的思考と弁護士 

日本人の戦略力の原則 一所懸命の原則禅に学ぶ日本人の戦略力の原則は、ハンニバルの原則に同じである。すなわち、① 目的の原則「戦いの究極の目的は、ライバルの戦意を破砕し戦勝を獲得することである。目的は哲学や理念のもと確立するものであり、戦わずして目的を達成することは至高の戦略である。目的に対して、決定的に意義を要し、達成可能な目的を確立することが重要だ」(奥出阜義・ハンニバルに学ぶ戦略思考26頁)。② ...

第1章1-2  軍事戦略論と禅的思考

戦略とは何か?戦略とは何か、について語る前に問題を一つ。(問― 戦略の父とは誰か?)これを知っている方は、かなりの戦略通だ。西欧では常識のようである。その答えは、古代都市国家カルタゴの将軍、(ハンニバル)である。ナポレオン、クラウゼビッツ、第2次大戦時のロンメル将軍らが模範としたようだ。ハンニバル知らずは、戦略知らず、といわれるようだ。西欧人は、日本のように、海で囲まれていないため、国境と国境を陸...
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