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第8則 小倉昌男元ヤマト福祉財団理事長 (本則)

(本則)―何故、福祉財団設立なのか?小倉昌男は、大正13(1924)年12月、大和運輸の創業者小倉康臣の二男(長男は幼少時に早世)として東京・代々木に生れた。康臣が脳梗塞で倒れた後、専務だった昌男が実質的に経営の指揮をする立場になっていった。宅急便は昭和51(1976)年にスタートし、初日の取扱個数は11個だった。その宅急便事業は開始から5年で損益分岐点を超え、利益を出すことができた。小倉昌男が社...

第8則 小倉昌男元ヤマト福祉財団理事長

(垂示)―問題提起クロネコヤマトの宅急便を利用したことのない人はいないだろう。物流業界に革命的変革をもたらしたのがヤマト運輸の小倉昌男社長だった。小倉昌男には経営者として見ただけでは、理解できない「謎」があった。その1つは、退任後、なぜ殆どの私財を投じて福祉の世界に入ったのか?その2は、小倉の人物評への疑問その3は、最晩年の行動この3つの疑問を追求すべく、ノンフィクションライターの森健氏がその真相...

第7則 サンリオ辻信太郎社長(4) (評唱)

(評唱)―さてあなたが社長だったとしたらその決断如何?3通り考えられます。1)他の第三者に社長の座を譲り、会長になる。孫が社長になるまでの中継ぎの社長を置く、という選択だ。2)死ぬまで、社長の座に座り続ける。3)孫が取締役になったので、早い時期に、取締役会で社長に据え(代表取締役の選任は取締役会の権限)、自分は代表取締役会長となる。2)の死ぬまで、社長の座に座るという選択は、皆さん「そんなバカな・...

第7則 サンリオ辻信太郎社長(3) (拈提)

(拈提)―偉大すぎる「ツートップ」を越えられるか?今年の株主総会までには、後任社長を見つけられず、孫の朋邦さん(27歳)を取締役に選任しました。その選任理由は「創業者の孫として、当社企業理念、企業文化およびビジネスモデルの継承の担い手になりうる」と記載されています。さて、あなたがステークホルダーだったらどうするか?...

第7則 サンリオ辻信太郎社長(2) (機縁)

(機縁)―最愛の後継者と目される副社長の長男に死なれてしまって茫然自失辻信太郎社長は、平成26(2014)年の株主総会の半年前に後任社長最有力とみられた副社長の長男が急逝、後継社長を誰にするか、また、何時譲るかについて迷ったであろう。子供に先立たれて茫然自失しない人はいないでしょう。年の若い人が、年のいった人より長生きできるということはありません。何時、後継社長に死なれてしまうかも知れません。その年...

第7則 サンリオ辻信太郎社長(1) (本則)

(本則)-社長の生き甲斐とは何か?昭和45(1960)年8月設立。ハローキティちゃんのキャラクターを知らない、或いは見かけたことのない人はいないだろう。ハローキティ他のキャラクター商品の企画販売を手掛け、130の国・地域に進出、全体に占める海外売上高の比率は4割をしめるグローバル企業である。その創業者が辻信太郎社長。88歳。昭和57(1982)年4月上場社長の生き甲斐とは何なのでしょうか?...

第6則(株)大戸屋ホールディングス窪田健一社長(4) (評唱)

(評唱)―自分が関係者だったら、如何に行動するか?1)窪田社長は創業家を必ずしも特別視せず、あくまでも約20パーセントの株主として扱っているように思われますが、創業家に気を使っていないかといえば、そうではありません。創業者の実兄を社外取締役として、会社側に取り込みました。創業者の未亡人と息子にとっては、救いの神にもなるし、手強い敵にもなる「社外取締役」です。2)窪田社長が打った手は、人事に関しては...

第6則(株)大戸屋ホールディングス窪田健一社長(3) (拈提)

(拈提)―社長はどう行動するか?会社側は、創業社長急逝後の平成27(2015)年11月に、常務の智仁氏と生え抜きの役員で海外事業担当の専務を降格、それで智仁氏は今年(平成28年)2月に取締役をも辞任したのです。この1年間で10人中7人の役員が退任し、再登板(元会長・元副社長)組も2人います。「窪田(社長)が『前向きな体質にしたい』と狙う人事からは、元取締役と外部出身の管理系役員を軸に、再出発を図り...

第6則(株)大戸屋ホールディングス窪田健一社長(2) (機縁)

(機縁)―創業社長の死によって残された家族や社員はどう闘うか?大戸屋は昭和58(1983)年5月に三森久実氏が養父から大衆食堂を継いで、平成13(2001)年8月ジャスダックへ株式上場をはたし、現在に至っています。会社四季報平成28(2016)年3集夏号によれば、大戸屋ホールディングスは、「定食専門店『大戸屋ごはん処』を直営・FCで首都圏中心に展開。店舗調理が特徴。弁当事業も」とあり、国内直営55...

第6則(株)大戸屋ホールディングス窪田健一社長(1) (本則)

(本則)―創業社長の急逝と会社の危機(!?)平成27(2015)年7月に実質的な創業者であった三森久実氏が57才で急逝。その後、平成28(2016)年に息子の智仁氏(27才)が取締役を辞任。同年6月23日の株主総会で、生え抜き役員の海外事業担当と経営管理部門担当役員2人、社外取締役3人が退任。久実氏なき後、10人中7人(久実氏含む)が退任した。会社側は、窪田社長を含む3人の取締役の残留と8人を新役...

第5則 株式会社東芝/ 西田厚聡元社長、佐々木則夫元社長/ 田中久雄前社長 / 室町正志現社長 (3) (評唱)

(評唱)1) 法令順守とかコンプライアンスと言った時、日本人は悪いことをします。何故なら、その意味が良く分からないから。「社員には悪いことをするな」と言いなさい。そして、その仕組みを社規・社則として作るのです。2) 会社が、元社長や前社長にいくら損害賠償請求訴訟をしても、不正会計はなくならないのです。それが、欧米流の仕組みである限り。3) 社長の権限を行使し、ずっーとその地位に居続けようとしないことだ。山...

第5則 株式会社東芝/ 西田厚聡元社長、佐々木則夫元社長/ 田中久雄前社長 / 室町正志現社長 (2) (拈提)

(拈提)― 不適切会計を発見した場合どうするか?東芝は平成27年11月7日、元社長西田厚聡氏、同佐々木則夫氏、田中久雄前社長及び元最高財務責任者の2人の5名に対し連帯して3億円の損害賠償請求訴訟を提起した。室町正志社長は、前任者田中久雄氏のみならず佐々木則夫氏ら元社長らをも訴えなければならなかったことに心理的圧迫を感じたに違いない。謝罪会見で頭を下げているのは、佐々木前社長。どんなにか「自分の責任...

第5則 株式会社東芝/ 西田厚聡元社長、佐々木則夫元社長/ 田中久雄前社長 / 室町正志現社長 (1) 本則・機縁

(本則)― 社長の責任と企業統治東芝は1904年6月設立、昭和24(1949)年5月上場。資本金○○円、従業員数○○名の日本を代表する総合電機大手メーカーの1社だった。JPモルガン・チェース・バンク4.4%、日本マスター信託口3.8%、自社持株会2.8%他、株主は外国人株主32.5%他を占める。(会社四季報2016年2集春号)。(機縁)平成27(2015)年12月30日日本経済新聞は、「相次ぐ不祥事 問わ...
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