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第2則 元三菱地所福澤武社長(3) 評唱

(評唱)福澤武さんの「私の履歴書」を読むと、筆者は、同氏が社長という人間」とは何かについての「求道者」に思われてならない。人間の生死問題に気付いていなければ、28歳で入社したことが人生で一番嬉しかったなんていえない言葉だからだ。禅学徒が唱える「受け難き人身を受け、会い難き仏法」に会ったようなものなのであろう。今年(平成28年・2016年)は、臨済宗中興の祖白隠禅師(1685~1768)の250年遠諱...

第2則 元三菱地所福澤武社長(2) 拈提

(拈提) 1994年5月の連休明け、社長から呼び出され「社長をやって下さい」と告げられた。「ああ、そうですか」と相づちを打ったら、承諾の返事と受け取られてしまった。地所の歴代社長は総務部出身、ビル営業が長く、年齢も60歳を超えていた。新社長としてやるべきことは、以下の通り明白であったからだ。1.三菱地所が買収していた米ロックフェラー・グループの再建。これは、米連邦破産法11条を使って立て直し。2.総...

第2則 元三菱地所福澤武社長(1)本則・機縁

(本則) 元社長曰く、私が人生で一番嬉しかったことは、三菱地所に入社し、晴れて社会人として独り立ちできたことだ。11歳から23歳までは、結核を患い何度も生死の間をさまよった。就職活動の頃は、28歳になっていた。16歳の春、療養の先輩患者から、「親に迷惑をかけているなんて気に病むな。病気を治すことだけ考えろ。エゴイストになれ」と諭された。(機縁) 入社式で社長から、「こんな大量採用は地所はじまって以来で...

第1則 セブン&アイホールディングス代表取締役井阪隆一社長

(本則)平成二八(二〇一六)年四月七日セブン&アイホールディングスの鈴木敏文会長兼最高経営責任者(83歳)の諮ったその中核子会社セブンーイレブン・ジャパンの井阪隆一社長(58歳)を交代させる人事案が同社の取締役会において否決された。我が国の流通業はダイエーの中内功社長がいわゆる流通革命を起こし、スーパー、百貨店の繁栄をもたらした。しかし、その業態も今や売上不振に苦しんでいる。スーパーやデパートの次にでて...

社長の交代は、「禅的思考」を活用せよ!

はじめに6月は株主総会のシーズンである。社長の交代も当然議題にのぼる。グローバル化により、人も資金も物も海外との交流がある。制度もそうである。ガバナンスが大事である、といわれる所以だ。ここでの問題は、社長の資質は何であるか、後継者をどのようにして選ぶのか、その選任過程をどのようにして「みえる化」、「わかる化」するかである。結論を先に行ってしまえば、社長は育つべくして育つ、マニュアル化しても形式的な...
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