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ワカラズヤを相手にする場合

弁護士は、代理人として交渉する場合が多い職業です。従って、冷静に、合理的に交渉できるのではないかと思いがちですが、必ずしもそうではありません。ある時、双方が代理人として、弁護士同士が交渉することになりました。見知らぬ人と交渉する場合は、先ず、代理人となったむねの挨拶を交わすのが常でしょう。しかし、そうとばかりも言えないのです。「あなたから内容証明郵便で請求を受けた○○会社の代理人弁護士だが、あの事件...

「脅し」の交渉力は、誰もが使う

「親分!湖水商事が売掛金を支払ってくれないので、その取り立てを頼まれやしたが、どうしやしょう。少し手荒なことをしてもようござんすか?」「オウ、そうせいや!」ギャング・マフィア・ヤクザ・暴力団等が債権の取り立てを頼まれることがあります。債権の取り立ての依頼を受けることは、本来、弁護士の仕事です。債務者が、約束通りに支払わない要因には、3つしかありません。一つは、無い袖は振れない、つまり支払うだけの資...

交渉はまず「笑顔」から

読者諸賢の皆さんの職業は様々だと思いますが、自分は交渉が上手な方だと思っていますか、又は下手だと思っていますか。筆者は、職業柄、弁護士相手に事件解決のために交渉することが多いのですが、どんな相手にころりとやられてしまうかが、分かったつもりです。年齢が高いか低いかではありません。弁護士は、理屈が達者だと思われるかもしれませんが、理屈がどんなに通っていても、交渉がまとまるわけではありません。理屈で負け...

交渉・まえがき

「いいか、オマエよく覚えとけよ。勝つ事件ばかりじゃないぞ!」筆者は、弁護士に成り立ての頃、このように相手方の代理人弁護士から罵声を浴びせられました。「しまった!」と思っても、あとの祭りです。この一言が、和解交渉決裂の瞬間です。未熟な若い弁護士であった筆者の言葉が、ベテラン弁護士を怒らせてしまったのです。どんな事件であったのか、またどんな言葉が相手方の気に障ったのか、相手弁護士の名前は何と言ったのか...

弁護士が交渉の席に同席するとはどういうことか

「先生、今度相手方と交渉することになったんですが、同席していただけませんか?何も喋らずにいて下さって結構ですから、いくらお支払いをすれば良いでしょうか?」とこんな相談を持ちかけられた弁護士もいることでしょう。司法改革という名の弁護士増加政策以降、弁護士の社会的役割も変って来ていると思わざるを得ません。交渉に同席した弁護士から事情聴取、という新聞記事が載ったのは平成17年(日経新聞2月27日付)のこ...

プーチン大統領の政治力によりテロ集団壊滅か?

パリ同時多発テロ後、大規模テロ本格化か、という見出しの下、ISは、「シリア・イラク国境にまたがる実行支配地域の確立を最優先する方針から、国際テロ組織アルカイダ流の『敵国での大規模テロ』との両立に戦略転換した可能性がある」(2015・平成27年11月16日毎日新聞【アンタルヤ(トルコ南西部)秋山信一】)とメディアは見通しを述べています。「実行支配地域の確立」から「敵国での大規模テロ」との両立に戦略転換...

TPPは日本を強くする

TPPは加盟各国の協定及び国内法の整備を経て発効する段取りとなりました。あとは時間が解決してくれます。筆者は、この頃、とみに、TPPが日本を強くする、という感を強くします。農業従事者も中小企業主も何ら、外国産の輸入物を恐れることはありません。身近な例を上げてみましょう。例えば牛肉です。牛肉は、輸入物では、オーストラリア(豪州)産が首位、継いでアメリカ産牛肉です。いまは、豪州産牛肉の方が低関税ですが、TPP...

TPPとは何か?

TPPとは、環太平洋経済連携協定(TransーPacific Partnership)のこと。国家は、輸入品に対して何パーセントの関税を課するのか、という関税自主権を持っていますが、この関税を撤廃・削減しようというのが、自由貿易協定(FTA)です。TPPは、関税の撤廃や削減といった物品市場アクセスやサービス・貿易の自由化という従来の自由貿易協定(FTA)にとどまらず、関税以外の広範な非関税分野(投資・競争・知的財産・政府調達等)や新...

親から言葉を介して「親の経験」を教えてもらう

事業承継には、承継する者と承継させる者とがいる。承継させる者はあれもこれも、役に立つものは何でも承継させたいと思うし、承継する者はこれも又、役に立つものであれば何でもかんでも承継したいと思う。人、物、金であろうとノウハウと言われるものであろうと、いずれを問わない。事業承継を成功させたいと思うからだ。親子の事業承継の場合などであればなおさらだ。事業承継成功の成否は何であろうか。受け継ぐ時期や場所、そ...

親が子に教える「事業の極意」

問:私の友人も実家が中小企業で精密機械工業の業界ではそれと知られた会社らしいのです。「兄弟3人いて姉・兄・妹の私ですが、後継ぎは私の夫になりそうです」がどうしたらすんなりと行くだろうか、と相談を受けましたが良い考えがあるのでしょうか?答:これは難しい問題なのです。一代で大企業を育て上げた事業家の2代目は、よく「俺はオヤジから財産をもらい会社の株式をも相続したが、何も経営というものは、教えてもらって...

承継の意思の有無

世の中は、自分の思い通りには行きません。継ぎたくない家業を継がなければならない場合も多々あります。昔も今も、変わりはないでしょう。田村長佐衛門さんは、農家の5人兄弟の長男に生まれました。学業成績も良かったのですが、長男であったため中学校を卒業するとすぐに、家業の農家を継ぎました。最初は、百姓が嫌で嫌やでたまりませんでした。同級生が普通高校や商業高校に進学し、卒業すると都会に出て行き、会社に就職し、...

承継するものがないのが本当の事業承継であり老舗がその見本だ

承継するものが何もないのが本当の事業承継です。事業承継とは親から株式や財産を受け継ぐものなのではないかと考えられていますがその本質は違います。偶々それらをひきついだだけなのです。承継するものは何もありません。事業承継とは、われわれ各個人の生き方そのもののことなのです。自分自身の「事業」に目覚めることなのです。少し説明しましょう。事業とは、一般的にいえば、人、モノ、カネを集め一定の目的で行う社会活動...

ミャンマーの大統領を占う

ミャンマーでは、スー・チーNLD(国民民主連盟)党首が誰を、来年(2016年)2月召集の国会においての大統領候補に指名するかが、差し迫った問題です。現行憲法においては、外国籍の親族がいる人の大統領資格は認められておらず、息子2人が英国籍のスー・チーさん自らが、大統領になれないからです。本来であれば、11月(2015年)総選挙によって、上下両院で圧勝した国民民主連盟(NLD)の党首であるアウン・サン・スー...

遺言で後継者を決めたらどうなるか?

中小企業の後継者は、血縁者それも子供のうちの誰かであることが多かった。その場合に問題となるのは、承継される事業会社の株式の評価及び事業を承継しない他の相続人たる兄弟姉妹と事業承継者たる相続人間の相続財産の平等・公平さでした、といっても過言ではありません。家業は跡取り息子や娘が当然に継いで、親を手助けし事業を、盛り立ててゆき、他の兄弟は高等教育を受けさせてもらったり、又は結婚する時に幾ばくかの持参金...

親から子への上手な事業承継なんてものはありません!

私は弁護士を40年、その間、禅を30年、やって来ました。種種様々な事件に遭遇したことは言うまでもありません。お金があっても不幸な人、又お金がないために不幸な人、色々です。私はそのような人々を沢山みて来ました。中小企業の事業承継をめぐる、親子、夫婦、兄弟入り乱れての経営の主導権及び金銭をめぐる争いもその例にもれません。今年(2015年・平成27年)は、大塚家具をめぐるお家騒動がありました。これも、事...

まず豊かな生活を・・・

ASEAN諸国連合各国の経済発展は目覚ましい。ミャンマーはアジアの大国で、戦前には国民所得で隣国タイを上回っていたようだ。ミャンマー総選挙でスーチー党首が率いる国民民主連盟(NLD)が圧勝し、その興奮さめ止まないヤンゴンの街で、その記者氏は地元の若者に「ミャンマーが経済でタイに追いつくのは何時だと思いますか?」と聞かれたようだ(平成27年11月25日付日経新聞)。その記事によれば、「ミャンマーの1人当たり...

平和的政権委譲はできるが・・・

2015(平成27)年11月の総選挙で大勝したアウン・サン・スーチー氏率いるミャンマー最大野党国民民主連盟(NLD)は、政権の委譲を受けられる情勢になったようだ。アウン・サン・スーチー氏は、同年12月2日、テイン・セイン現大統領、次いでミャンマー国軍ミン・アウン・フライン総司令官と会談し、両者は平和的な政権委譲に向け協力することを確認した。しかしながら、ミャンマーには難問が待っている。まず、はじめは、総選挙勝...

ダジャレの効用

筆者の学生時代にネスレ社が、ネスカフェというインスタントコーヒーを発売しました。街中には、現在のような廉価なコーヒー店はなかったから、ネスカフェをよく飲んだものです。しかし、今は「スタバ」です。このスターバックスコーヒー店は日本全国どこにでもあります。それだけ日本人の好みや民族性にあった経営をしているということかも知れません。或る日、次のような趣旨の新聞記事が載っていました(日経・平成27年9月7日付...

下駄の歯入れと大岡裁き

下駄の歯入れとは、昔、我々が良く履いた高下駄の歯が、すりきれた時、新しい歯を入れ替えることです。下駄の台座と下駄の歯は別々のものです。下駄の歯がすり減った時、この下駄の歯入れが上手に出来ないと、下駄が下駄の効用を為さず履物としては通用しません。法律学は、この下駄の歯入れに似ています。まず先に法律という台座があり、法律家はかくかくしかじかの現象、つまり事件という下駄の歯を、この台座(法律)にどうした...

反応鈍い日本の民間寄付?

日本人の民間寄付が少ないと言われるようになったのは、スマトラ島沖地震とインド洋大津波による災害からではないかと思われます。その災害に際して、ハリウッドの有名女優が莫大な個人寄付をすることを申し出で、他人にも寄付をするよう呼びかけたからです。日本人は、キリスト教の様な絶対一神教を信じているわけではなく多神教の世界です。個人が突出することを嫌い、また富も日本人全体に散らばっています。2014年では、日...
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